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モラルとリスペクト [サーフィン]

チルさんから「施設が整ってキレイ」って出たので
以前にmixiでも書いたことを ここでも書いてみます。



ご存じの通り、この辺のビーチにはどこでも サーファーのために設置したと思われる
駐車場やトイレ・シャワーが完備されています。

それはなぜだと思います?
住民がウェルカムだから?
経済効果が期待できるから?


いえ、マナーの悪いサーファー達から地元住民を守るためです。



経済効果については全く無いわけじゃありませんが、
地元住民の意識には「金は落とさずゴミを落とす」というのが大半です。


現に 施設が完備されるまでは 各ビーチ近くの路上にはサーファーの車が溢れかえり
帰った後にはゴミはもちろん、あちこちに排泄物まで放置されていたからです。


他人が捨てたゴミを拾うのは嫌なもんですが、
家と家の間や、畑の隅に放置された排泄物を処分するのは もっと嫌なもんです。



そんな事が何度も重なり、住民の怒りは頂点に達し、サーフィンできない環境にする!
と言う声まで出始めた頃、ローカル達が部落や行政に掛け合ってくれたおかげで、
こういった設備が整いはじめたのです。

そのころのワタシは、まだ波乗りをしておらず、
「サーファーなんて来なけりゃイイのに・・」
なんて思っていたのも事実です。




現在、この西南地区でトイレの設備が無いポイントが二つ。
そう、西の端のリーフポイントです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、そこはシークレット的なポイントで、
アクセス道路も狭く、もちろん駐車場もトイレもありません。

波が割れだすと、サーファーが大挙しておしかけ、路上駐車やゴミの投棄、所構わぬ排泄・・・
当然 地元住民は怒り、ポイントにロープを浮かべサーフィンが出来なくなるようにする!
そういう声があがるようになりました。

 当然です・・・


十数年前に他のビーチで起こった揉め事を、またここでも繰り返すのかと
同じサーファーとして悲しく感じたことでした。



サーフィンの為の設備が整っている地域ですが、どういった経緯でできたのか、地元住民の気持ち。
それを知っていただき、サーファーのモラルの向上と 地域生活者のリスペクトを、
今以上に皆が考えねばなりません。


波乗りをするなかで、いちばん大切にされるべきは、自然とそこで暮らす人達。
ローカルだって、ビーチを使わせていただいてるサーファーの1人です!

そこで波乗りするサーファーの代表がローカルだということを、私も忘れずにいたいと思います。



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